2017年7月10日から25日(和歌山市西ノ庄)
一見まだきれいなタイル調のサイディング外壁でしたが、築年数も20年を経過したとのことで調査させて頂きました。2液型を使っているシーリングはきちんと硬化していない目地が幾つか有り周辺が汚染されていました。
またサイディングのコーナー部のボードが吸水して表面に膨れが見られました。その辺りの施工に注意しながら、2トーン仕上げで塗装することとなりました。
屋根は表面劣化がかなり進んでいましたので、圧を上げてしっかりと洗浄と磨きで弱った部分を落とした後、下塗りを何度も塗り重ねて下地を作っていきました。
今回アンテナ脚元のサビが進行していましたので、塗装ではカバーできないと判断し、交換することにしました。
外壁はシーリングの撤去から始め、まず上側の明るい色の塗装を行い、2階部分の樋など付帯部も順次仕上げていきました。
その後、1階の屋根が3個所あったため、その上に乗っている2階部分の足場を先に取り除いてから、下側の外壁の塗り替え・1階の屋根の塗装に取り掛かっていきました。
屋根・外壁と並行して進めながら、乾燥時間を見計らって雨戸や庇などの各部分も塗装を行っていき、仕上がった所から美装やエアコンの化粧カバーやホースの復旧、換気扇フードの取り換え、照明器具を戻したりと完成させることができました。
一番最後に2色の間にウォールライン=幕板と呼ばれる黒色の部材を取付けて、2色の境界をはっきりとさせてシーリング工事も済ませてから足場の解体を行いました。 (和歌山市西ノ庄にて)