令和5年3月16日から4月4日(和歌山市西蔵前丁)
前回の塗り替えも施工させて頂き、リピートで依頼下さいました。数年前より台風時に雨漏れが発生しており、雨漏り調査と並行して修繕工事をはしごで実施しておりましたが、昨年雨漏れが再発しなかったため今回足場を組んで、雨漏りの対策をきちんと再点検し、同時に外壁と屋根の再塗装も行うことになりました。
また先回はシリコン塗料での塗装でしたが、今回は無機塗料を屋根と外壁ともに使用し、耐久性を上げることになりました。
まず2階の屋根に上がってみると棟の板金のサビがかなり進んでいましたので、ルーフィングをチェックし棟板金は取り替えることにしました。
加えて切妻の部材を合わせてある頂点部分のシーリングが弱点になっていましたので、その部分にもシーリングの打ち替えだけでなく、板金も被せて雨漏れ対策としました。
雨戸は所々にサビが発生していましたので、今回は旧塗膜を取り除いてからさび転換剤を使ってさびの再発を防止するようにしました。
外付けのバルコニーは床のプラ部材が角のところで割れが進行してシーリングで対応してきましたが、歩くと口が開いてしまって内部の鉄がさび、軒にも水が染み出してきていましたので、骨組みを残して撤去し、下地から改修することになりました。勾配を取ったベニヤ下地の上にルーフィングを重ねて、その上から塩ビシート防水で対応しました。
また内部の鉄部はさび処理してから茶色で塗装し、それから軒天井を穴あきのボードで張り戻しました。
外壁は細かなクラックがありましたので、エポキシ樹脂プライマーで埋め戻して固めてから下塗りを始めました。
屋根の色は濃いグレーで、外壁は先回の色に近い遮熱タイプを使って塗装しました。
また外壁の日当たりを考慮して仕上げの無機塗料の回数を部分的に+1回しました。
最後に波板を新調し取り付けて、基礎のクリアーや外階段の鉄部塗装を行いました。今回もお隣の駐車場の皆さんに車のカバー掛けや移動に協力してもらい、無事に終了することができました。ありがとうございました。(和歌山市西蔵前丁にて)