令和5年1月16日から2月4日(和歌山市狐島)
築13年が経過していましたが、既存のサイディング外壁のデザインを生かしてクリアー塗装で長もちさせたいというご希望でした。
調べると外壁のコーナー部に塗膜のめくれている箇所がありましたが、そこ以外は状態が比較的良く、外壁材の反りもなく表面的に退色がうっすら始まっている程度でした。新築時にサイディングのグレードを上げたとのことで、それが幸いしたと感じました。
屋根に関しては、築8年ごろ一度塗装されておりコケや汚れは見られませんでしたが、足場なしでの施工だったためチョーキングが出てきていましたので、今回もう一度しっかりと再塗装をすることにしました。
屋根下塗りのあと、タスペーサー取り付けをし、屋根材の割れ修繕を済ませてから、まずシリコン系で中塗りを塗装しました。
1日1工程(1回塗り)で順番に塗装を進めて、次に無機塗料で上塗りし、最後にもう一度無機の上塗りをコーディングしてプレミアム仕様で仕上げました。
外壁は洗浄後、既存シーリングを窓周りも含めてすべて撤去し打ち替えを行いました。補修塗りでカラーを復旧させた後、クリアー下塗りを1回、無機塗料のクリアーを凹凸の目地部分にもしっかりと入るようにまず1回塗装しました。
最後にクリアーが垂れるのに気を付けながら希釈0%で全体にクリアーコーディングを掛けていきました。塗膜をしっかりと付けましたが、艶を3分艶としましたのであまりキラキラした雰囲気にはならず、落ち着いた風合いとなりました。
外壁が塗り終わった段階で、錆びた金具類や、くたびれたエアコンドレンホース、配管留め具のビスなどを新しいものに交換して、外壁に戻していきました。
今年は1、2月と低温・雪の日が多く、塗装には適さない天候があったため工期を長めに設定させて頂きました。その分、じっくりと仕上げることができましたので長持ちしてくれると思います。(和歌山市狐島にて)