令和4年11月15日から12月3日(和歌山市葵町)
14年前に当店で塗装工事をして下さった方からの再塗装のご依頼でした。日当たりの良い面ではチョーキングが発生してきていましたが、シーリングに切れ部分はなく、雨水の浸入は問題ない状況でした。
先回は2液のシンナーの臭いがする溶剤シリコン塗料を用いた外壁塗装でしたが、高齢の方が在宅しているため今回は同じ2液ですが水性で臭いのあまりないもので塗装することにしました。
加えて先回サッシ周りは当時主流であった増し打ちで行っていましたが、今回は目地も含めてすべて撤去して、一から打ち直ししてから塗装工程に入るよう予定しました。
シーリングの撤去から始めましたが、先回の外壁塗装もしっかりと行ったため塗膜が固く力が必要で、時間も掛かりましたが手も痛くなる程でした。
その後全体は水性の下塗りを行いましたが、軒天井に弱い部分や外壁に素地が見えた箇所があったため、そこには先行して溶剤の下塗りを部分的に塗装しておきました。
外壁の仕上げ塗装は、色がグレー➡白っぽくに変わるため、まず1回薄めに全体を塗装してから仕上げの色へと移行しました。仕上げは2回塗りで、艶を落としたものとし、希釈0~2%で管理しながら塗装しました。
外壁が終わり付帯部の塗装では、門扉の塗装を取り上げたいと思います。
南面にあり黒の色あせが目立っていましたので、塗装することにしました。細かな部分があるので塗料が垂れないようにと、薄くではなくしっかり塗装することのバランスを考えて仕上げるように気を付けました。
最後に門扉の横にあるポストや、裏側にあるトイレの配管、基礎のクリアー塗装を済ませて外壁塗装は完了となりました。
足場を取り外してから、足場の重心の掛かり具合が悪かったため屋根瓦の端を欠けさせてしまった一枚を交換して終えました。ご迷惑をお掛けしました。(和歌山市葵町にて)