令和4年5月20日から6月13日(和歌山市古屋)
中古住宅をご購入されてしばらく経過したため、今後のことを考えて塗装しようとお問合せ頂きました。増築した部分が正面側にあり、屋根と外壁も面積の大きな建物でした。現場調査の際に、大屋根に上ってあちこちを確認しましたが、前にお住いの方がされた先回の塗装からかなり年月が経過している状態でした。鉄部には錆が広がり、外壁の補修された割れが大きくなっていました。
増築部はモルタルの外壁、元の部分はボード外壁、軒や破風は木部、鉄格子などいろいろな部位がありますので、その部分の劣化具合などに合わせて下塗りを揃えるように準備しました。
ひび補修のシーリングはまず撤去する前に洗浄し、水が内部に入らないように注意しました。塗装が付かないシリコンシーリングで打たれていましたので、きれいに取り除いてからエポキシ樹脂の補修材で下地を調整しました。
その後、樹脂による注入してから再度ミラクルプライマーを用いて割れが広がらないように強化していきました。その後シーリングで凹凸を整えて、模様付けをして色の塗装へと移っていきました。
また外壁には築年数に伴う工事などで、様々な配管や配線・ボックスなどが取り付けられていましたので、取り外して問題のないものはできるだけ一旦外して裏側まで塗装を行うようにしました。加えて使用していない外壁の穴は大きさに応じて埋め戻しやキャップを取り付けました。
今回のお家は基礎部分が外壁よりも出がある造りで、雨を受ける格好になっており、割れがあるとそこから基礎内部へ雨水が入っていく可能性がありました。
よってその箇所にはクリアー塗装を施工してからシーリング等で塞いでしまうのではなく、板金を取り付けて空気の流入を閉ざしてしまわずに雨を防ぐよう対応しました。
瓦棒の板金屋根は遮熱を最大限に考えて白色とし、周囲からよく見える部分のスレート屋根はご希望のグリーン系で外壁と合わせて配色しました。元色からすると明るい印象に塗り替えることができました。(和歌山市古屋にて)