令和4年4月7日から5月2日(和歌山市太田)
前回の塗装から10年が経過したため、早めに再塗装を行いたいというご依頼でした。前回もシーリングは打ち替えで行ってもらっていたのですが、使用材料がノンブリードタイプではないためブリードが出てきている状態でした。また少しずづシーリング自体にもひびのような劣化が見始められていました。
屋根は全体的に塗膜が薄くなり、コケの発生が進んでいましたが、まだ塗り替えた塗膜が効いており板金部分など鉄部にさびはあまり見受けられませんでした。
まず目地や窓周りのシーリングの打ち替えからスタートしました。目地部分にはボンドブレーカーが残っていましたが、サッシ周りの方はバックアップ材がないまま打っている箇所も多く、撤去に力が必要でした。
今回の打ち替えではもちろんすべてのサッシ周りにきちんとバックアップ材を入れてから行いました。シーリングを打ってしまうと見えなくなる部分ですが、しっかりとシーリング材に働いてもらうためにも下準備は大切と考えています。
外壁は続いて下塗りから塗装を始め、とても日当たりの良い立地を考慮して、壁内の温度が上がり蓄熱しないように今回は遮熱に優れた2液タイプの塗料で仕上げを行いました。加えて色をやや明るめにし、塗膜が膨れないように対策を取りました。
屋根も同様に遮熱型の塗料とし、2回目の塗り替えですのでより慎重に縁切りを実施し、タスペーサー取り付けに加えて手作業でも1枚ずつ確認を行いました。
付帯部では2か所割れた樋の部材があったため、その部分は交換してから塗装を行い、下屋の樋金具も3➡4つに数を増やして台風時などに移動しないように補強してから仕上げるようにしました。
また外壁を3分艶で仕上げたため、付帯部も同じく3分艶として全体を調和良くまとめるように塗装しました。
4月後半は雨の日が多く工期が長くなってしまいご不便をお掛けしましたが、湿度のある時は無理に塗る作業を行わずしっかりと完成させることが出来ました。
塗装工事の最初に使用していないエアコンも撤去し、衛星のアンテナも一旦外させてもらったおかげですっきりと塗り易く作業できたことに感謝いたします。ありがとうございました。(和歌山市太田にて)