調査日:令和3年9月20日(和歌山市北島)
2018年の台風時から雨漏れが始まり、時々風が強い時に1階天井に漏れてくるとのことでした。
実際に雨漏れしている日に伺うと、洗面器が溜まるほどポタポタと落ちていました。
外から確認すると、お隣の家との距離はさほどないのですが南に面した壁はちょうどお隣が下屋になっており、裏側が大きな駐車場となって開けているため、南面の外壁に風雨が強く当たっていました。
2年前に外壁の塗装をしてもらって、その時に外壁目地や窓周り、胴差周囲などはシーリングしているとのことでした。
まだ雨漏れが止まっていないため同じ塗装やさんに再度見てもらったようです。その際に散水して漏れたため、胴差の下側までシーリングしてもらったとのことでした。
手を尽くしたはずなのに、それでも雨漏れするということでしたので、今回の散水調査は足場を組んで、脚立ではカバーしきれていない2階部分と、少し離れているバルコニー周辺を計画しました。
一見問題がありそうな箇所がなかったため時間がかかると予想しましたが、散水3か所目で1階天井にしっかりと水が来ました。
少し散水時間を長めに設定しましたので、これまで雨漏れする時と同じ場所・量の再現が出来ました。
落ちてくる場所が部屋のあちこちに散らばっていたのですが、時間の経過とともに伝っていっていることもよく分かりましたので、雨水の浸入口は1か所であることも突き止めることができました。
後日修繕工事としてその場所を止水し、もう一度同じように散水をして、漏れがないことを確かめてから足場を撤去し、完了となりました。(和歌山市北島にて)