令和3年7月6日(和歌山市和歌浦)
バルコニーからの雨が1階の和室に落ちてきていました。普通の雨では漏れずに横雨の時だとのことでした。外壁には軒が有り、約40センチあまりの長さでした。
雨漏れする時の色々な条件を伺って、当日散水調査のポイントを絞っていきました。
バルコニーには外壁の入隅部分が有り、雨戸の戸袋が付いているため狭い隙間となっていました。狭い箇所は雨が浸入しやすいため、まずここからと判断し、防水層と外壁の取合いにある水切り部分から散水を始めていきました。
バルコニーと雨漏れ部分の距離がそれほどないため、1か所あたりの散水時間の長さを調整しながら順番に進めていきました。
可能性の高そうな部分から散水を行っては待機時間を取っていきましたが、午前中のポイントでは雨漏れの再現が出来なかったため、午後からは範囲を広げて探っていくことにしました。
その中で外壁に細かなひび割れがあったため、先に近くのサッシ周りの調査を済ませてから、ひび割れにも散水調査を行いました。
その他にも外壁と軒の取り合いや、掃き出し窓のレール部分なども確認をしました。
その結果7箇所のポイントの中で、1箇所が散水してしばらくインターバルを経てから確認すると、赤外線カメラで天井に水分を確認することができました。
後日乾燥したタイミングを図って、その部分の修繕も行って雨漏れ対策はひとまず終了することが出来ました。(和歌山市和歌浦にて)