令和3年5月22日(和歌山市小松原)
数年前から1年に1度あるかないかの少ない頻度で、量もほんの少し天井にシミが来る程度の雨漏りとのことでした。
長期で家を不在にしていた期間だったため、雨漏れしている時の風の強さや雨量などの状況ははっきりしないようでした。
1階和室の天井の角部分に跡が見られましたので、その階上にあるバルコニー周辺の調査を実施することにしました。
これまでにも業者の方に見てもらったことがあるとのことで、バルコニー防水層や外壁の可能性のある場所の修繕はすでに施工済みでした。
散水調査は念のためもう一度、修繕された部分から行い、その箇所の漏水がないことを確認した後、バルコニーにあるドア周りを重点的に行うことにしました。
その結果、ドアの1か所に強い風雨が扉に当たると1階に雨漏れが発生することが再現できました。その箇所に散水してみると、開始3分と経過しないうちに1階和室の天井に水が染みて来ました。
インターバルや養生をとりながら他の箇所の調査も時間を掛けて確認していった結果、雨漏れが発生するのはその1か所のみからであることが判明しました。
なかなか分かりづらかった雨漏れの原因をはっきりさせることが出来ましたのでサッシの修繕を行って対応することとなりました。(和歌山市小松原にて)