令和3年3月1日から19日(大阪府阪南市)
中古住宅を購入されて1年が経過し、外壁もきれいにしたいとお考えでした。築年数がかなり経過していましたが今回が初めての塗り替えで、雨が降って外壁が濡れると、水が染み込んで白っぽい壁が黒ずんでしまっている状態でした。
また雨漏れはしていないのですが、ボードを張り付けた外壁の継ぎ目部分に、細かくひび割れがたくさん発生していました。外壁には模様が吹き付けられていましたので、その模様を消してしまわないように割れの補修を行う必要がありました。
雨の日に洗浄を念入りに行って、まず汚れを落としてからひび割れの修繕を行いました。
浸透するタイプのプライマーを2回塗ってから、セメント系下地材をひびに沿って埋めていきました。再発を防ぎたいと厚く付けすぎると模様の変化が出てしまいますので、バランスを見ながら量を調整しました。
その後外壁下塗りのシーラーを2回に分けて塗り重ねて、しっかりとした下地を作っていき、シーラーが垂れないように塗った箇所を戻って確認し余分なものを拾いながら進めていきました。
細い割れと区別して、大きいものにはエポキシ樹脂注入を行い、表面に出さないように気をつけながら内部にたっぷり充填し、乾かせてからリシンで模様をつけて補修跡をぼかすようにしました。
いろいろと下地調整を済ませてから、ようやく色の塗装へと移っていき、少し濃いめの色なども実際に外壁に塗ってみて確かめて頂いてから、屋根瓦の色合いとの調和も考えて、元々より白色に近い色に決定し、塗り回数は日当たり面なども考えながら塗り替えていきました。
付帯部は破風などに被覆のものが使われていたため、塗装のはがれが生じないよう専用の下塗りを塗ってから、仕上げ色を塗装するように注意しました。
足場撤去の前に、2階の大屋根の漆喰に傷んでいる所があったため、足場が有り作業しやすいので直してから足場を外すようにしました。
最後にご近所の方が物置を塗装してほしいとご依頼下さいましたので、そちらも仕上げてから完了となりました。ありがとうございました。(大阪府阪南市にて)