令和2年9月11日から29日(和歌山市井辺)
北側の屋根にコケが下から見ても目立つようになってきたということでお問合せ頂きました。北側はコケ、それ以外は太陽光線による痛みが出てきていました。
同じく外壁の北面にもコケが出てきていましたので、2階は低汚染の色の塗料、1階はクリアーで仕上げたいとのことでしたので、耐久性を考えて無機クリアーで塗装する運びとなりました。
始めに屋根と2階外壁から取り掛かりました。外壁はシーリングを打ち替えて、屋根は軒樋を養生しながら、下塗りのシーラーを3回に分けて塗装しては乾燥時間を取り・・を繰り返しました。
また塗装の際に塗りにくく、そのまま塗り込んでしまうと、次回の交換作業の時にビスなどが外しにくくなり固まってしまうものは、すべて一旦外してから塗装を行うようにしました。その際に、外した部分で劣化が見られるものはその都度補修しながら(角が欠けた部分など)進めていきました。
2階から順番に塗装を仕上げていき、後半は1階の無機塗料クリアーとなりました。タイル模様のサイディング外壁はたっぷり塗装したいのですが、時間が経過してから後で目地から垂れてくるため1回目と2回目で希釈やローラーの仕様を変更しながら気を付けて塗装を行いました。
外壁のクリアー塗装が乾いてから、竪樋や水切を仕上げ、ひび割れの多かった基礎にはひびに浸透して固まるプライマーを3回塗して埋め戻してから、艶消しで塗装しました。
最後に屋根のアンテナ配線や外壁にあるケーブル線などもすっきりとまとめて固定し、雨水対策のシーリングは2重にするなど慎重に行いました。
また足場がある機会ですので、エアコンの化粧カバーで劣化した部材を交換し、照明や換気フードも復旧して完了することができました。(和歌山市井辺にて)