令和2年7月27日から8月17日(和歌山市六十谷)
先回の塗り替えから10年以上が経過し、特に南面にあるバルコニー外側の外壁が痛んでいるのが気になるとのことでした。全体として1ミリ近くのひび割れも見受けられ、外壁の吸水も進行している状態でした。
塗膜の剥がれなどは見られなかったのでひび割れの処理をした後、浸透シーラーをしっかりと染み込ませて下地を整えることにしました。
バルコニーの内部は、1か所浸入水があり下部の外壁取り合いに漏れている様子でしたので、ミラクルプライマーを浸透させ下塗りで1次的に防水を作ってから、塗膜防水工事を行い、最後に遮熱トップコートを2回塗りして仕上げました。
外壁はひび割れにミラクルプライマーを何回かに分けて浸透するように塗装し、シーリングを充填してからさらにもう一度プライマーを塗って固め、それからリシンで模様付けを行って復旧しました。
今回上塗りは耐久性を考えて無機塗料となりましたので、希釈をせずに量をたっぷり使うように気を付けながら塗り替えていきました。かつバルコニー周りなどの日当たりの良い面は、念のためにもう一度塗り重ねて仕上げるようにしました。
付帯部では樋の内部側の金具にさびが見られる箇所があったため、錆止め処理をして外側と同じように塗装するようにしました。
今回工事は外壁のみの予定でしたが、足場を組んで細部を見てみると、台風によると思われる屋根被害が発生していたため、足場のある間に修繕をしてもらう手配もするようにしました。
各部が塗装されてから、バルコニーのテラスの屋根を新調して張替え、エアコンやケーブルの配線などを整えてから足場撤去となりました。最後に塀をこちらも無機塗料で塗り替えて完了となりました。(和歌山市六十谷にて)