令和2年6月8日から6月13日(和歌山市六十谷)
1階にあるテナントの控室の壁に、風雨が強い時だけ水が流れてくるとのことでした。また湿度が上がるためか天井にはカビが出てきている状態でした。
本来は散水調査により調べてからがベストなのですが、賃貸物件で梅雨入りすることもあり、ひとまず施工してほしいとのご要望でした。その部屋の真上にはバルコニーがあり、そこと周囲の建物の立地を考えて、バルコニーの防水工事と外壁入り隅などその周辺の対策を取ることとなりました。
まず始めに平場と立ち上げりの取り合いやひび割れ部分に、バリュー工法で下地処理を行いました。塗ってすぐは白い下塗りですが、乾燥していくにしたがって透明となり浸透していきます。
それを2回塗りして送風機で乾燥させてから、防水層を重ねていきました。
1日乾燥させてからもう一度防水層を塗り重ねて、最後に上塗りとして、温度上昇を防ぐため断熱ガイナで仕上げていきました。
時間を置いて、ガイナ2回目を塗装し、乾かせて室外機などを上げていたものを元通り復旧させました。また笠木周りやエアコン化粧カバー周りなどにシーリングを行い、終了となりました。
今回は散水調査をしなかったため、引き続き台風時などに経過を確認していくこととなりました。(和歌山市六十谷にて)