令和元年7月25日から8月7日(和歌山市鳴神)
中古住宅を購入してから外壁の痛みが気になるため、お問合せ下さいました。外壁の一部に下地からの浮きが発生しており、その面を中心に目地の割れも大きくなっていました。
また雨漏れ(跡も含む)が幾つかあり、その対策も取りたいとのことでした。外壁を塗装する時に、始めに不具合箇所を修繕してから2トーンで仕上げることになりました。
まずバルコニーはお客様が自ら防水を施しておられましたが、その外側にあるひさしとなった部分が手つかずで、下側に水が回るひび割れが有りましたので、晴れが続いたタイミングでその部分の防水工事を行いました。
また出窓の上側が錆びて腐食して穴が何か所も開いていましたので、ここは穴をふさぐ補修ではなく、新しく板金を被せて対応することにしました。
外壁は浮きの部分を固定した後、目地のカットを行ってシーリングのボリュームを確保するように充填を行ってから、割れを防ぐために弾性塗料でマスチック柄をつけて厚みを持たせました。
玄関上の軒天は化粧プリント板がボロボロだったので、上から新しく板を張り付けることにしました。バルコニー内部は外壁に合わせて長持ちするよう、トップコートをもう一度塗っておくことにし、暑さの対策も兼ねて断熱ガイナで仕上げました。
外壁の2色のラインを微調整してから、足場を撤去する前に屋根にあるアンテナの馬が錆びきっていたので、少しワイヤーを緩めて交換しました。配線なども固定し、台風時に備えてから足場を取り除きました。
かなり迷われた配色でしたが、出来上がってみるとすっきりしており、印象的なブルーの完成とすることができました。
雨もれは屋根の谷部分の漆喰を施工し、瓦の浮き上がり修正で対応させて頂きました。(和歌山市鳴神にて)