令和元年5月27日から6月14日(和歌山市堀止)
昨年の台風で何かが飛んできて縦樋を破損、外壁を傷つけ、バルコニー手摺が折れてしまったため、工事するための足場を組むのなら塗装も行い、一緒に強い風雨の際に3階から伝って1階にまで水が来る雨漏りを直したいとのことでした。
雨漏れに関しては天井裏に上がって確認し、切妻にある換気口から浸入していると考えました。ただ屋根裏の換気も大切ですので兼ね合いを考慮して対策を取ることにしました。
まず外壁目地のシーリングからスタートし、今回が初めての塗り替えですので目地が埋まるようにたっぷりと充填していきました。高さのある建物で、長さがたくさんあったため2日に分けて作業しました。
外壁の傷ついた箇所にはパテで埋め戻しをし、テクスチャーを周りと合わせてから色を塗り重ねていきました。特に最後の無機塗料の塗装には神経を使って、使用する量が少なくならないよう、均一に付くよう気をつけました。
折れ曲がった樋は少し長めにカットして交換し、縦樋の金具ボルトが錆び切っていたためすべて交換してから塗装することにしました。
付帯部の塗装では、破風は水が入り、錆が出てきていましたので、水抜き穴を設けて排水がスムーズになるようにし、つなぎ目のシーリングをやり直して対応しました。
サッシの痛んだシリコンシーリングを打ち直し、足場からしやすい軒樋の掃除をし、最後に換気口の施工をして、散水試験を行い水の浸入量の確認をしてから足場を解体しました。(和歌山市堀止にて)