平成30年5月16日から6月2日(和歌山県岩出市)
外壁にうっすらと苔が発生して全体的に色褪せた印象となってきたとのことでした。外壁は上下でパターンが違う仕上げでしたので、上側は既存の模様を生かしたまま無機塗料で、下側は多彩塗料で吹き付けることにし、薄くなった雰囲気をしっかりとつける色合いとすることにしました。
また真ん中に廻っている板の上部にシーリングを新たに打つようにして、裏側に雨が入らないよう施工して仕上げることにしました。
室内犬がいたため外壁は一気に窓を養生で覆ってしまわずに上下で2段階に分けて行いました。上側を外壁と付帯部も完成させてから真ん中で区切って下側へと移り、まだエアコンが必要な気温でなかったため換気ができるように進めていきました。
屋根はセメント系の下塗りを塗装してから、こちらもルーフ用の無機塗料で塗り上げました。屋根板金など各所に被覆してある板金が用いられていたため、付着を高める下塗りを錆止めとは別に1工程増やして対応していきました。
外壁の多彩模様は吹き付け量に注意して薄付けになるところがないようにしました。面で分けながらメーカーの計算している缶数を忠実に使い切るように配慮しました。
また近隣に飛散しないよう風の弱い日にシートを張り重ねて作業するように注意しました。
最後に基礎部分を守るクリア塗装をし、カーポート屋根や物干し等を復旧させて終了となりました。(和歌山県岩出市にて)