2017年3月31日から4月17日(和歌山市紀三井寺)
サイディングボードの浮きが所々に発生しており、それに伴いシーリングが劣化していることを心配しておられました。金具止めのサイディングで、新築時のボード張りの際若干寸法が短いものがあり、目地に段違いが生じていました。釘で補強を入れて収めてからシーリング施工を実施することにしました。
屋根は築15年でそれほど劣化が進んでいませんでしたが、下塗りを3回塗りして下地補強を済ませ、スリッドのある屋根材でしたのでタスペーサーではなく一枚ずつ手で縁切りを行いました。
外壁は色を新築時の雰囲気にとのご要望でしたので、つやを調整して色合わせを行いました。1色では雰囲気を出すことが難しいかなと感じていましたが、幾つかのパターンを実際に塗ってみて確認してもらって近づけていきました。最終は濃度を幾分抑えて少し明るめのブラウン系で仕上げを行いました。
外壁の上塗り前にボード間の小さな隙間もシーリングで埋めてすべて準備をしてからたっぷりと仕上げの塗装を進めていきました。
色褪せてしまっていた外壁がくっきりと蘇り、濃い色調なのでつやを落とした外壁と付帯部の黒が合わさって落ち着いた印象に完成しました。
バルコニーの内を先に仕上げ、足場を取り除いて床のFRPのトップ塗り替えや室外機のドレンホースを交換してバルコニー内部を仕上げてから、シャッター雨戸のボックス塗装、足場の解体の後、1階の屋根、ポストの塗装などを最後に行って終了することができました。(和歌山市紀三井寺にて)