コンクリート造りのしっかりしたお家で、軒部分が深いため中に入っている部分はそれほどでもありませんでしたが、外側の外壁で太陽と風雨にさらされる部分は塗膜の劣化とひび割れがかなり進んでいました。
また木部の箇所が多くあり、色落ちがして木地がほとんど見えている状態でした。
外壁塗装はまず痛みが激しい外壁の部分から、劣化した塗膜を削り落としてセメント地を出してから下地処理を開始しました。模様をつけるのと、ひび割れ防止の両方の目的を兼ねてローラーで模様付けを行い、厚みを付けるように塗り重ねていきました。
木部には木部用塗料で、染み込ませるように2回塗りを行い、バルコニーの地面にはウレタン防水メッシュ入りで施工を行いました。
外壁の仕上げは特に外側の良く日が当たる部分は念入りに上塗りを行い、これから長くきれいさが続くよう注意しました。また雨だれで汚れがつくのを防止するために、外壁塗装した上側にモルタル部分がある箇所にはクリア塗装を施し、対策としました。
門扉や塀なども合わせて塗り替えて、全体が落ち着いた雰囲気となるよう完成させることができました。
また軒天井の中にあった水漏れしていた樋の交換も今回行い、これで軒木部が湿ることもなくすことができました。
非常に暑い時期の施工となってしまいしたが、雨がなく良い外壁の仕上がりとなりました。ありがとうございました。